『在庫の考え方。』
もうすぐ年末が迫ってきます。
うちの決算は12月ですから年末の在庫確定というのは
必ずやってくる仕事です。
棚卸など必要な作業は当然スケジューリングしていくとして
なぜ在庫を持つ商売が難しいのか。
不良在庫はなぜダメなのか。
師匠のコメントが在庫の考え方が苦手な人でも少し参考に
なるかと思いましたので転記します。
もうすぐまた業務試験ですし、
わからない人は地区長に聞けば詳しく教えてくれると思います。
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不稼働在庫はなぜダメかを説明します。
例えば、1000万円分の販売用在庫を仕入れると1000万円必要になります。
では、そのお金はどこからでるのでしょうか?
会社が払いますが、そのお金はどこから調達すると思いますか?
銀行から借りるんです。借りるってことは利子が発生しますね。
例えば年利1.0%なら、1000万円を借りると10万円の利子が付きます。
それを返すためには1000万円分の在庫を現金化しないといけません。
仕入値が1000万円の商品は売価ですと1350万円ぐらいでしょうか。
でも不稼働在庫というのは現金化できずに滞留している在庫、つまりは
お店にあるだけで、みなさんの知らないところで利子が発生している、
ということです。かつ、1000万円の在庫も永遠に1000万円の価値が
あるわけではありません。極端に言うと日々価値が下がります。
利子は借りた1000万円に対して発生し、1000万円の在庫は日々
価値が落ちるということになるわけです。
それでは成り立ちませんよね。だから結果的に倒産するんです。
少しはわかったでしょうか。
ちょっとづつでもいいので、わかるようになりましょう。